英語教育熱 過熱心理を常識で冷ます妄想根絶のために
日本において英語や英語教育にまつわる意見(例えば、ごくわずかにしか実際には勉強していないのに、6年勉強しても英語がものにならないなどと息巻くことなど)の多くが、非理性的で根拠のない妄想であることを見渡した上で、著者は、このように日本人が妄想に支配されるのは、戦時中と同様だと指摘。



とすると、英語にみられる妄想は、日本人の根本にある病理の、ひとつの表れにすぎないのかもしれない。本書のような形で英語への妄想について目覚めさせて啓蒙するのも一定の効果はあるかもしれないが、日本人全体の問題として英語にみられる妄想をなくすためには、より根っこの部分を問題視しないといけないのだろう。そんな風に思った。




路上の弁護士〈上〉 (新潮文庫)結局一気に読んでしまう。
実は今まで読んだことがなかった有名作家の筆頭ジョン・グリシャム。
そして残念なことに本書が初グリシャム。
ワシントンの大法律事務所で働く、30代にしてパートナー目前のエリート弁護士が、ホームレスの立て篭もり事件に遭遇したことから、大事務所を結構唐突に!辞め、ホームレスを支援する「路上の弁護士」へと変貌していく。

主人公の行動に喝采を送りたくとも、そこまでキャラクターが浮びあがってこないので、どうも唐突な感じがぬぐえない。ホームレスの死をめぐって起こした訴訟にしても、ゴネ得のように思えてしまって爽やかな読後感がない!原告である、元の勤務先の老弁護士の最後の行動だけが救いだった。

でも読み出したら本を置けなくなる吸引力はさすがベストセラー作家。




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